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「養生訓」にみる食事の仕方、腹の中が空っぽになってから食べる

貝原益軒が書いた「養生訓」は、「こころとからだの養生」「心身一如」を説いている。

病気になってから医者に行くのではなく、病気にならないように普段の「養生」が大切だと説く。

江戸時代に書かれたものだが、現代にも十分通用する「養生訓」は健康のバイブルである。はす4

 

巻第三【飲食下】

  食後には軽い運動

若い人は食後に、身体を動かしたり散歩をしたりするとよい。しかし、疲れるほど動かすのはよくない。

老人もそれぞれの体力、元気さに合わせて適度な運動をするのが良い。

食後、同じ場所で長く座り続けるのは、食べたものを消化しにくいので避けたほうがよい。

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 腹が減ってから食べる

先の食事を消化しないうちは、次の食事を摂ってはならない。

 食べる前後に怒らない

怒った後に食事をしてはいけない。

また、食後にすぐに怒るのもよくない。

心配事を抱えたまま食事をしたり、食後の心配をするのもいけない。

 消化してから食べる

食べたものがまだ消化しないうちに食事をすると、いくら身体にいい食べ物でも害がある。

腹の中が空っぽになってから食べること。

 疲労した時の食事

疲労困憊の状態でたくさん食べると、必ず横になって眠りたくなる。

食べてすぐに眠ると、消化が悪くて病気の原因になる。

仕事で疲れた時は、すぐに食事をしてはいけない。

少し疲労が回復してから食べるのがよい。

蜜柑

 

 

参考文献:「養生訓」貝原益軒著

東京大学名誉教授 木村正三郎解説

やずや編集部 訳