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天然の消化液、里芋!打ち身・捻挫に里芋湿布、咳や痰にすり流し味噌汁

さといも1

里芋の煮っころがしは、おふくろの味の代表である。

子イモ、孫イモができて縁起がよいとされ、お祝いの煮物には欠かせない。

里芋のぬめりは、美味しさと栄養の源である。

里芋のいろいろな使い方を紹介する。

里芋の成分・効能

成分

カリウム、ビタミンB1、ビタミンC、マグネシウム、リン、マンガン、銅、葉酸、ムチンなど

里芋の特徴は、皮をむくと、ぬるぬるとした粘りが出てくること。この粘りに含まれているムチンは、体内に入ると、グルクロン酸を生じて、胃壁や腸壁の潰瘍を予防し、肝臓を強くする働きがあるという。

効能

胃潰瘍、気管支炎、肝臓病、消化不良、便秘など。

「天然の消化液」唾液の分泌を促すので消化を助け、胃腸の調子を整え、便通を促す働きもあるそうだ。

ジャガイモの二倍のカリウムが含まれており、利尿作用、血圧降下作用などが期待できるという。

低カロリーなので、ダイエットにも用いられている。

乳腺炎・打ち身・ねんざに里芋湿布!最高の湿布薬

里芋は最高の湿布薬!打ち身・ねんざに

里芋湿布は、解熱・鎮痛・消炎作用に優れ、様々な炎症に効果がみられるそうだ。

特に乳腺炎のときの里芋は、天の恵み。効き目を実感できるという。

作り方

1、里芋を洗い、厚めに皮をむく。

さといもかわむき

2、すりおろした里芋と同じくらいの量の小麦粉を合わせる。その約1割のすり下ろし生姜を加える。

里芋湿布1

4、よく混ぜる。

里芋湿布2

5、布に3~5mmの厚さに伸ばす。

里芋湿布3

6、患部に湿布する。

里芋湿布4

∗かぶれ予防に、皮膚に直接当たらないように、布を一枚当てたり,ゴマ油を塗ったりする。

アクには、シュウ酸カルシウムがあり、これが付くと痒くなる。

咳や痰の解消に里芋のすり流し味噌汁

作り方

1、皮をむいた生の里芋をすりおろす。

2、熱々味噌汁に入れて出来上がり。

味噌汁は、食べる機会が多いし、簡単にできるのでお勧め!

里芋で、いぼが取れる

里芋を切って、切り口のぬめりを、日に何度も塗ると、自然に落ちてくるという。いぼでお困りの方は、一度お試しあれ。

美味しい食べ方、里芋コロッケ

煮物にするときは、粘りがあると、熱の通りを悪くし、調味料を浸透させなくなってしまう。しかし、里芋の薬効は粘りにあるので、粘りを落とすのは最小限に!

里芋のコロッケ

材料(4人分)

里芋約500g

玉ねぎ2/1

塩・コショウは、お好みの分量で

卵2/1

小麦粉・パン粉はコロッケにまぶせるくらいの分量

作り方

1、里芋は、皮をむいて半分にし、やわらかく煮る。

さといも2

さといも3

2、玉ねぎはみじん切りにして、油で3~4分炒める。

さといも4

3、里芋の水気を取って、玉ねぎと混ぜる。里芋を潰す。

さといも5

4、塩・コショウを入れて味を付ける。

さといも6

5、形を整えたら、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣を付ける。

さといも7           小麦粉を付ける。

こむぎこつける

溶き卵をつける。

たまごつける         パン粉を付ける。(我が家は米粉)

パン粉漬ける

6、油で色づくまで揚げる。(揚げなくても、たっぷりの油で焼いてもよい)

我が家は、揚げなくて焼くことが多い。この写真は焼いている。

さといも9

さといも10          野菜をつけていただいた。

里芋のぬめりが美味しい。塩とコショウのみで、味をつけたが、里芋の上品な味がしていける。

里芋の上手な選び方

必ず、泥つきのものを選ぶ。

適度な丸みがあり、皮が湿った感じのものが新鮮。

皮をむいて水につけたものが出回っているが、薬品処理されているの場合があるので避けたい。

泥付きのまま、湿らせた新聞紙に包んで暗く涼しいところに、置いておけば、かなりもつ。

参考文献:「台所はくすり箱」市川加代子著 銀河出版舎

「食べものはくすり」橋本紀代子著 本の泉社

「クスリになる食べもの」菅原明子著 ナツメ社