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日本酒の搾りかす酒粕をうまく使おう

酒粕は日本酒のもろみを絞ったあとに残るもの。

日本酒の発酵に関わった微生物や酵素が残っているため、緩やかに発酵を続けている。

もとになる日本酒のタイプによって種類があり、硬い板粕、柔らかい吟醸粕などさまざま。

アルコール分が8%ほど含まれるので腐敗しにくく、冷蔵庫に入れれば長期保存できる。

時間が経つにつれて、発酵が進むので、色は白から褐色になり甘みや旨味が増す。

*もろみ(醪・諸味とも書く)とは、醤油・酒などを作るために醸造した液体の中に入っている、原料が発酵した柔らかい固形物のことである。

 

板粕                      吟醸粕

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食べ方は、そのまま焼いたり、鍋や汁物、甘酒、漬物、粕漬けなどに使う。

濃厚な旨味、自然な甘みが料理のコクを増し、ほかの調味料には代えられない味付けができるのが魅力!

*子供が食べる場合は、良く加熱してアルコールを飛ばすこと。

 栄養価

栄養が豊富で、ビタミンB2は米の13倍。B6は約8倍。食物繊維は約10倍含まれている。

発酵によってできたタンパク質は、腸の中で余分な脂質を排出したり、便通をよくしたりするから、食物繊維のように働く。

 上手に保存するコツ

酒粕は、常温に置くと、発酵が進んでガスが発生する。袋がパンパンに膨らんだり、破裂することがあるので、必ず冷蔵庫で保存する。冷蔵庫でも徐々に発酵するので、密封された袋詰めの場合は空気穴をあけておくとよい。

また、使い道に合わせて、小分けしてラップに包んで凍らせ、冷凍保存袋などに入れて冷凍保存するのもよい。

参考文献:「発酵食品」監修 岡田早苗 西東社