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ブーケ(ナズナ・ぺんぺん草)でお茶を作った!ナズナ茶の作り方

ナズナ2

子供の頃、ぺんぺん草でよく遊んだ。小さいハート形の種を少し下に引き下げて振ると、シャラシャラと乾いた音がする。

そんなペンペン草の正式名称がナズナということも、実は食べられる草だということも、つい先日知った。昔は遊べるだけ遊んで、放っていたペンペン草が?!と、びっくりである。

そういえば、ナズナは「春の七草」でもある。「春の七草」は、一年間病気をしないようにという願いと、正月の胃腸疲れを休めるために、というふたつの理由があると聞いたことがあるから、先人たちは効能をよく知っていたんだな。3月ごろの若草は、柔らかくてアクも少ないから、あっさりと美味しく頂けるのだそう。

生態 栄養学

季節: 3月~6月 3月頃顔を出すロゼット状の若葉(ハート粒はまだない)は、七草粥に入れるなどそのまま料理に使える。4~5月頃になると開花しはじめるので、ハート粒がついてきたらお茶用に採取する。

利用部位:全草

栄養:コリン、アセチルコリン、フマール酸、イノシット、ビタミンK、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、カリウム、カルシウム、鉄、マンガン、葉酸など

効果・効能:血液凝固作用が有名で、特に生理不順、止血、むくみに効果があるとされる。

解熱、利尿、便秘、肝臓病、吐血、血便、血尿、下痢に効き目があるといわれる。

・1日10~15gのナズナ茶を煎じて飲むと、高血圧によく効くといわれている。ヨーロッパでは新鮮なものがより効き目があると考えられているので、すり潰して汁を飲むのも良さそう。

・血管収縮作用があるため、外用薬としても抗炎症の効果があるとされる。濃い目の煎じ液を、はしかや吹き出物に塗ると良いそう。内服・外用、同時に行うと◎。

禁忌・注意事項

妊娠中、授乳中の人、小さい子共は使用を控える。血管収縮作用があるため妊婦は特に注意。

・シュウ酸などミネラルが豊富なので、腎臓や肝臓に問題のある人は医師に相談すること。

・アセチルコリンには血圧を下げる効果があるため、低血圧の人は飲みすぎに注意。1~2杯まで。

ナズナ茶の作り方

1、ナズナを摘んでくる。

ナズナ1

2、束ねて、日陰で干す。(可愛らしいブーケのよう!)

ナズナ2
3、乾燥してパラパラになったら、3cmくらいに切る。

ナズナ切る

4、密閉容器に入れて保存する。見た目が可愛いので、ビンに入れてリボンで飾るなどしても素敵!

友人にプレゼントしても、喜ばれるよ。

ナズナ5

 

参考文献

「野外ハンドブック・11 薬草」井波一雄/解説(山と渓谷社)

「ヤマケイポケットガイド14 薬草」平野隆久/著(山と渓谷社)